ほうれんそう

菜園に関するいろいろなトピックスをシリーズで紹介します。
今回は「ほうれんそう」の作り方を紹介します。
ほうれんそう

豆知識

ホウレンソウはアカザ科の植物。 アフガニスタンかイランが原産地で特にイランでは古くから栽培されていました。 ほうれんそうの「ほうれん」とは、中国語でペルシヤ(現在のイラン)のことを意味します。
ちょっと物知り博士?世界で一番ホウレンソウを栽培している国は?

栄養価

β-カロテン、ビタミンB群、E、C、鉄、カルシウム、カリウム、食物繊維を豊富に含み、栄養的にバランスのとれた野菜です。
茹でても油で炒めてもOK!
最近ではあくが少なくそのままサラダで食べられる品種もあります。
冬に特においしく食べられます。
食べ方

栽培カレンダー

栽培カレンダー
上記は品種、寒冷地、暖地によっても異なりますので詳しくは種をお買い上げの際、種のパッケージの裏面の注意事項をよくご覧ください。
■主な種苗メーカーのホームぺージ
サカタのタネ http://www.sakataseed.co.jp/
タキイ種苗 http://www.takii.co.jp/
トーホク http://www.tohokuseed.co.jp/
アタリヤ農園 http://www.atariya.net/
主な種苗メーカーのホームぺージ

栽培条件・品種

「ほうれんそう」は、大別すると3つの系統になります。
中国で土着した東洋系(在来種)、ヨーロッパで育成された西洋系、それにこれらの正逆交雑や系統内交雑による交配系があります。東洋系は日長に敏感で抽苔(ちゅうだい)が早いので、秋・冬栽培に利用され、葉の切れ込みが深く根ぎわが赤いのが特徴です。また西洋系は日長に鈍感で、春・夏栽培にも利用され、葉が厚く丸みのあるのが特徴です。
品種
東洋系
東洋系
冬から春にかけて収穫する品種で、和風料理向き。やわらかくて甘みがあり、アクやえぐみが少ない。大きくて薄く、切れ込みのある剣葉で、葉柄は細く短く、根元は鮮紅色をしている。
西洋系
西洋系
西洋種はとうが立ちにくくて病害虫に強く、収穫量が多くて年中出回り、加熱料理に向く。葉が厚いので日持ちがよく、炒め物にしてもボリュームがあるが、アクやえぐみなどが強く、大味で、味わいは東洋種に劣る。肉厚で切れ込みが少ない幅広の丸葉で、葉柄は太くて長く、根元の赤みは薄い。。
交配系
東洋系×西洋系の掛け合わせの雑種系。株張りがよく収量が多いものが多い。
病害虫にも強い。
栽培の条件
作り方
どの品種も酸性に弱いので最初に石灰をまいて土を中和しておくのがコツ!化成肥料などをすき込み、30センチくらいの間にばらまきします。本葉が2~3枚のころ、混み合う部分を間引き、株間が5センチくらいになるようにします。

病気と害虫の対策病気と害虫の対策

病気
べと病
葉に緑色?黄色の斑模様ができる。のちに淡黄色の病斑となり、多湿時に葉裏面に灰 色のカビが生える。
べと病
萎ちょう病
下葉が黄化し、しおれ症状が見られる。根元の茎を切ると茶色に変色。
害虫
アブラムシとヨトウムシが最も気をつけたい虫です。
イラスト:モリナガ・ヨウ
1966年東京生まれ。立体も作るイラストレーター。数年前から水彩植物画にも力を入れている。クインビーガーデン「ウオーターホワイト・クローバーはち みつ」パンフレットが植物系の代表作である。