ISEKIグループの強み
価値創造を実現する井関グループの強みは、「技術力」「営農提案・サポート力」「連携によるイノベーション」です。98年の歩みの中で培ってきたこれらの強みを競争優位の源泉とした事業活動を通じて、社会的価値と経済的価値を創造し続けていきます。
ISEKIグループの3つの強みをさらに強化させ、国内・海外事業の持続的な成長につなげていきます
強みを強化するための取り組み
専門研修を通じたエキスパート人材の育成
「開発」「生産」「販売・サービス」の一貫した人材育成体制を構築し、各専門分野におけるエキスパート人材の育成に注力しています。技術等を競う各種コンクールの開催を通じたグループ全体でのレベルアップのほか、資格取得等の個人のスキルアップを図っています。また、海外で働く従業員の研修も積極的に行い、日本で培った技術・ノウハウをグローバルに展開しています。今後も強みを強化させるための取り組みを推進し、信頼されるモノづくり、画期的な商品・サービスの提供につなげていきます。
技術力
井関グループの高い技術力
日本における特許の分野別登録数や高い特許査定率、発明表彰等の受賞件数は、井関グループが新技術の開発、投入、実用化に積極的に取り組んできた証です。この知的財産に裏打ちされた技術力を活かし、他社との差別化を図っています。
先端技術関連を強化するための活動
発明提案に占める先端技術関連の割合を60%以上とすることを目標に、先端技術能力の底上げを図っています。
- 教育施設(IETC)を活⽤した⼈材育成
・先端技術に関する研修
・ベースとなる農業に関する研修 - 外部有識者との連携(先端技術等)
・OBや産官学系の有識者との連携 - 先端技術関連の権利侵害防⽌
・先端技術関連知財調査の充実
営農提案・サポート力
夢ある農業総合研究所(夢総研)
井関グループは、農業の新しい価値を創造するため、2015年に夢総研を設立し、国や自治体・研究機関・大学・民間企業・JA・生産者の皆さまと連携を強化しながら、先端技術や先進営農技術を活用したスマート農業の研究・実証・普及に取り組んでいます。
また、生産者の皆さまへの情報発信や営農提案、グループ人材の育成を強力に推進しています。
多様な研究、実証、普及活動
夢総研では、多様なニーズにお応えするため、先端営農技術などの研究・実証を実証ほ場で行っています。これらの成果に加え、農業機械総合専業メーカーとして培ってきたさまざまな知識や経験を活かした営農提案・サポートにより、生産者の皆さまの農業経営をサポートしています。
また、展示ホールの見学や実証ほ場での実演等を通して、お客さまのニーズにお応えする最適な営農提案やセミナーを行っています。
エキスパート人材の育成
営農提案・サポート力を強化するため、グループ全体で大型機械や先端技術、環境保全型農業等のスキルを有するエキスパート人材の育成に注力しています。全国の販売会社にエキスパート人材を増やしていくことで、生産者の皆さまが抱える課題への最適な提案・サポートにつなげていきます。
連携によるイノベーション
国や自治体、民間企業との連携
国や自治体と連携し、実際の農業現場でスマート技術や環境保全型農業などの実証を行い、技術開発や普及に向けて取り組んでいます。また、各企業が有する革新的技術と当社の農機やソリューションを組み合わせるイノベーションにより、農業の新しい技術を創造しています。
国内における自治体や民間企業との連携数:12件(2024年5月現在)
海外戦略パートナーとの連携
グローバル展開においては、海外戦略パートナーと連携し、OEM受給などを通じて各市場における製品ラインナップを拡充・補完することで、さらなる事業拡大につなげていきます。
研究機関や大学との共同開発
商品の研究開発において、研究機関や大学などと共同開発を行い、技術開発の迅速化と効率化を図っています。画期的な商品の開発を通して、新たな価値を創造していきます。