石川県農林総合研究センターと共同で研究開発を行なった業界初の田植機。田植えをしながら、圃場の肥沃度・作土深をセンシングし、リアルタイムに自動減肥することができる。これにより圃場の養分・深さのばらつきによる生育ムラをなくすことで倒伏が軽減でき、生育の均一化を図れるとともに、肥料削減効果も期待できる。また、GPSを搭載しており専用アプリケーション(アグリサポート)をインストールしたタブレットで作業実績や圃場状態等のマップも記録することが可能。スマート農業を利用した低コスト農業の決め手としてヰセキが誇るICT田植機。
当時歩行田植機を開発する上で大きな課題であった機体の沈みを、プラスチック製フロートを使用することで解決。2輪後傾苗タンク式の新型田植機「PF20」は愛称「さなえ」で販売。桜田淳子さんのテレビコマーシャルとも相まって、親しみのあるネーミングはお客様に浸透し、発売当初から高い人気を得る。ヰセキの田植機さなえの歴史はここから始まった。