野菜作機械化一貫体系のご提案|井関農機株式会社

野菜作機械化一貫体系のご提案

レタス栽培に使用する機械

播種・育苗

★育苗資材の目安

必要な資材 トレイ1枚あたりの必要数量 必要資材数量
6000株 7000株 8000株
トレイ200(枚) 1 30 35 40
ヰセキ純正育苗箱(箱) 1 30 35 40
コート種子(規格L)(粒) 200 6,000 7,000 8,000
ヰセキセル苗用培土 袋(使用量) (3ℓ) 2(90ℓ) 3(105ℓ) 3(120ℓ)
セル成型苗覆土用
バーミキュライト 袋(使用量)
(0.5ℓ) 1(15ℓ) 1(17.5ℓ) 1(20ℓ)
ブロック片(枚) - 18 18 18
パイプまたはアングル(本) - 6 6 6
被覆シート(幅2.7m x 3.6m)(枚) - 2 2 2
占有ハウス面積(㎡) 0.22 7 8 9
消毒薬(ベンレート水和剤の場合)(g) - 14 16 18
  • ※ヰセキセル用培土は15トレイ/1袋、バーミキュライトは120トレイ/1袋、取ることができます。
  • ※この表は計算値です。実際にはこの表より1~2割余分に準備してください。
  • ※占有ハウス面積には通路分のスペースも含まれています。
  • ※ベンレート水和剤は育苗床消毒用です。
PDF

セルトレイ育苗の手引き

うね立て

  • ●うねをたてることで・・・
  • ★排水性の向上
  • ★日照面積が増え、地温が上がり、生育が促進されます。
  • ★作土層が増え、根が伸びやすくなります。
  • ★通気性が良くなり、生育が促進されます。

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トラクタ用作業機
ロータリ一体型

■うね内部分施用機・エコうねまぜ君

■可変台形畦整形マルチ【VTRN+TMN-TR15】 ㈱アグリアタッチ研究所

マルチロータリ【MRS9S】+トップマルチセット135
マルチロータリ【MRS9S】+トップマルチセット135
うね肩幅 うね高さ15cmの時 72~120cm
うね高さ30cmの時 60~102cm
うねすそ幅 うね高さ15cmの時 90~138cm
うね高さ30cmの時 96~138cm
うね高さ 15・20・25・30cm
みぞ幅 25~40cm(延長板往復使用時)
適応マルチ幅 135~180cm(マルチ仕様)
ロータリーアタッチメント

■平うねリッジャマルチ【FM-18RM】
(株)アグリアタッチ研究所

平うねリッジャマルチ【FM-18RM】 変更箇所
管理機用作業機

■中型管理機+畝立機
【中型管理機+ハッスルロータリ+マルチ】
【KPシリーズ+FRH180IL+RHM180I】
(株)藤木農機製作所

中型管理機+畝立機
中型管理機+畝立機

移植

ISEKIの野菜移植機は、作物の苗を機械が植えてくれるので、作業時間の短縮、疲労の軽減につながります。
栽培体系に合った機械を選択しましょう。
「半自動」と「全自動」、「歩行型」と「乗用型」のちがいについてはこちら

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半自動タイプ
半自動野菜植機
乗用型半自動野菜移植機

セル苗突き出し板について・・・詳しくはこちらをクリック

全自動タイプ
全自動野菜移植機

管理・防除

★乗用管理機について
座りながら防除・管理作業を行うことができるので作 業の軽労化・効率アップにつながります。
キャビン仕様もあるので薬剤の被爆を防ぐことができます。

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トンネル張り

■トンネルマルチ支柱打込機

㈱藤木農機製作所

支柱打ち込み【TPN10~18】

 

 

トンネルマルチ張り
一台で作業ができる

■トンネルマルチはぎとり【MKF75C】
(株)藤木農機製作所

トンネルマルチはぎとり【MKF75C】
防除

収穫・調製・運搬

運搬
包装
アシストスーツ

■マッスルスーツevery
㈱イノフィス

ATOUN MODEL Y【AWN-12】

ポイント

★機械化の省力効果 10a当たりの機械作業時間

体系 ご提案機械 作業時間(hr) 慣行機械 作業時間(hr)
うね立て 堆肥散布、整地 1.0 1.0
移植 野菜移植機(PVHR4) 2.0~2.5 手植え 12.8
管理(防除) 乗用管理機(16m) 0.5 セット動噴(歩行) 1.0
管理(中耕、追肥) ロータリカルチ3連+ 0.5 歩行肥料撒き+歩行管理機(1連) 1.5
収穫 手収穫 23.7 23.7
  • ※当社調べ

ご提案機械の使用でより時間短縮!

★年間出荷量ベスト10

都道府県 項目・条件
春レタス 夏秋レタス 合計
長野県 196,00 183,100 202,700
茨城県 40,300 15,700 56,000
群馬県 6,580 36,100 42,680
北海道 9,580 9,580
岩手県 790 8,130 8,920
長崎県 7,840 7,840
兵庫県 7,290 7,290
福岡県 4,280 4,280
香川県 3,020 3,020
熊本県 2,280 2,280
  • ※出展:農林水産省
    『平成30年都道府県別の作付面積、10a当たり収量及び出荷量』より

長野・群馬では高地栽培で夏秋どりが主となっています。兵庫・香川などでは冬春どりで、それ以外に北海道・茨城などは春どり・秋どりが行われています。このように、年間を通してレタスは全国で栽培されており、生産・出荷が安定しています。

  • ※出展:農林水産省

★必要経費と反収の目安

項目・条件 金額(円)
収入 5円/Kg 収量2,300Kg 402,500
支出 種苗費 11,000
肥料 30,700
農薬 8,000
材料費(マルチ等) 72,900
その他(出荷経費等) 64,679
収入ー支出 215,221
  • ※当社調べ
  • ※支出には機械・修繕償却費を含みません

★レタスの種類と特徴

レタス

キク科。原産地は地中海沿岸で、日本では奈良時代から栽培されていました。と言っ ても当時のレタスは結球するタイプのものではなく、現在のサンチュのような不結球レタスでした。結球タイプのレタスが導入されたのは明治頃で、本格的に栽培されるようになったのは戦後のことです。
レタスは比較的冷涼な気候を好み、高温、長日条件では抽だいするため、高地栽培や暖地では低温期、寒地では高温期に栽培します。各地で作期を移動しながら周年供給されています。レタスの消費は食生活の洋風化を伴い、急速に増加しました。

結玉レタス
 

結玉レタス

日本で一番流通しているレタスです。

リーフレタス
 

結玉レタス

結球しないレタス。葉の先端が赤紫色になる。柔らかくてくせのない味が特徴で、サラダなどに利用されています。

サンチュ
 

結玉レタス

シャキシャキとした食感で、焼き肉を巻いたり野菜炒めなどにも利用されます。近年、外食産業での需要増加から、流通量が増えています。

ロメインレタス
(コスレタス)

結玉レタス

やや固めの食感で少し苦みがありますが、加熱してもおいしく栄養価も高いため、流通量が増えています。

播種
ハンドシーダ、または播種機を使ってトレイに播種します。
また、全自動野菜移植機を使用する場合は純正の育苗資材を使いましょう。
PDF

セルトレイ育苗の手引き

種子について

コート種子

一定のサイズに揃っているので正確で効率的な播種ができます。
全自動播種機やハンドシーダで播くことをお勧めしています。

裸種子

安価ですが形状・サイズがまちまちで機械播種には不向きです。真空播種機でなら播くことは可能です。

育苗

発芽適温は20℃前後だが、25℃を超えると著しく発芽が悪くなります。育苗期間は約3~4週間です。

セル苗について

セル苗

①軽く、規格化されたセルトレイで育苗するので管理が簡単です。
②トレイ内で根鉢を形成するので、移植時に根を切らずに移植できます。
③全自動移植機では純正資材で育苗したセル苗を使用しましょう。

うね立て

栽培体系(全面マルチ1うね1条植え、1うね4条など)に応じて機械を選択してください。
低温期は透明マルチ、高温期はシルバーマルチなど、季節に応じて使い分けましょう。

●うねを立てることで…

★排水性の向上
★日照面積が増え、地温が上がり、生育が促進されます。
★作土層が増え、根が伸びやすくなります。
★通気性が良くなり、生育が促進されます。

一般的なうね形状

1畦1条体系

代表地区:
長野・群馬など
適応機種:
PVH100-50-LX、60LX
PVZ1-60DR

1畦2条体系

代表地区:
茨城・兵庫など
適応機種:
PVHR200

1畦4条体系

代表地区:
福岡・静岡・茨城など
適応機種:
PVHR4-170LWD

★おすすめ商品 うね内部分施用機エコうねまぜ君

  • うね成形
  • 施肥
  • 施薬

が同時に行える!

作物が養分を吸収しやすい場所にのみ施肥できる
→低コスト化 につながる!

移植

本葉3枚程度が定植時期です。浅植えや深植えに注意し、定植後は株元をしっかり押さえましょう。
また、栽培体系(1畦1条なのか?1畦2条なのか?)や、苗形状(苗の大きさなど)に合わせて機械を選択しましょう。

「半自動」と「全自動」、「歩行型」と「乗用型」の違いについて

ISEKIの野菜移植機は、次のように分類することができます。

★苗補給の違い

半自動タイプ
人の手でカップに苗を一つずつ入れていきます。
良い苗を作業者を選びながら入れていくことができます。
全自動タイプ
セルトレイを移植機にセットしたら、自動的に移植機が苗を植え付けていきます。
苗が無くなったら作業者はセルトレイをセットして移植機について歩くのみです。

★歩行型と乗用型の違い

歩行型タイプ
苗を植えている移植機について歩いていくタイプです。
乗用型タイプ
移植機に乗車して、座りながら苗の植え付けを行えるタイプです。
管理・防除

トンネル張り

冷涼な気候を好みますが、凍害には弱いため、低温期にはトンネル栽培を行います。
トンネル頂部には小さな穴をあけて、自然換気を行い、25℃以上にならないように注意しましょう。
(換気不足から高温障害になり、変形球になってしまう恐れがあります。)

病害虫駆除

アブラナ科よりは比較的発生しませんが、排水対策に重点を置き、高うねにしましょう。また、株間を広くとる、多肥栽培しない、耐病性品種を選定するなどで病害を回避できます。害虫はシルバーマルチや、小面積であれば寒冷紗を被覆して防止します。

収穫・運搬

定植後50日前後で収穫できます。手で頭を押さえて、球が締まっているようであれば収穫適期です。
収穫は早朝の涼しい時間に終え、品質確保のため速やかに低温条件で保管しましょう。

手作業で収穫した後、運搬車で搬送します。

手作業で収穫した後、運搬車で搬送します。

アシストスーツとは

重量物を持ち運ぶ際に、腰の負担を軽減し、
また、中腰作業をより楽にするような働きをしてくれます

ATOUN MODEL Y【AWN-12】

▲マッスルスーツEvery

調製・包装

レタスの切り口から乳汁が出ます。
それを拭き取り包装機によりレタスをフィルムで封着します。

出荷

フィルムなどで包装し、出荷します。近距離であればコンテナ輸送などで新鮮なうちに出荷します。

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