野菜作機械化一貫体系のご提案|井関農機株式会社

野菜作機械化一貫体系のご提案

かんしょ栽培に使用する機械

播種・育苗

良い苗の選び方
  • ◯節数が7~8節のもの
  • ◯長さは約20~30cm
  • ◯茎が太いもの
  • ✕茎が細く、徒長している
  • ✕葉色が薄い
  • ✕茎が短い

うね立て

●うねをたてることで・・・

  • ★排水性の向上
  • ★日照面積が増え、地温が上がり、生育が促進されます。
  • ★作土層が増え、根が伸びやすくなります。
  • ★通気性が良くなり、生育が促進されます。

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土壌消毒
1うね成型

■マルチロータリ+甘藷マルチ【MRY910S+MRY910M】作業機/鋤柄農機(株)

マルチロータリ+甘藷マルチ【MRY910S+MRY910M】
マルチロータリ+甘藷マルチ【MRY910S+MRY910M】
2うね成型

■スーパー2畦マルチ【PH-D213M】作業機/鋤柄農機(株)

スーパー2畦マルチ【PH-D213M】
スーパー2畦マルチ【PH-D213M】

移植

ISEKIの野菜移植機は、作物の苗を機械が植えてくれるので、作業時間の短縮、疲労の軽減につながります。
栽培体系に合った機械を選択しましょう。

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歩行型半自動野菜移植機
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斜め植え、船底植えとは??

管理・防除

★乗用管理機について

  • 座りながら防除・管理作業を行うことができるので作業の軽労化・効率アップにつながります。
  • キャビン仕様もあるので薬剤の被爆を防ぐことができます。

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防除作業

収穫・調製・運搬

つる切

■かんしょつる切機(管理機用)【FM651】
(株)藤木農機製作所

かんしょつる切機(管理機用)【FM651】
マルチ除去
収穫機
運搬
アシストスーツ

■マッスルスーツevery
(株)イノフィス

ATOUN MODEL Y【AWN-12】
洗浄

ポイント

★機械化の省力効果

体系 ご提案機械 作業時間(hr) 慣行機械 作業時間(hr)
育苗採苗 手作業 16.5 16.5
うね立て+土壌消毒 2うねマルチ同時土壌消毒機 2.1 1うねマルチ同時土壌消毒 4.5
移植 移植機(PVH100) 1.8 手植え 6.0
管理(防除) 乗用管理機(10m) 0.6 動噴(歩行) 1.6
収穫+運搬 イモ類収穫機 3.3 手収穫 25.0
  • ※当社調べ

ご提案機械の使用でより時間短縮!

★年間出荷量ベスト10

平成30年産都道府県べつ収穫量 収穫量(t)
鹿児島県 278,300
茨城県 173,600
千葉県 99,800
宮崎県 90,300
徳島県 28,000
熊本県 22,000
静岡県 9,880
  • ※出展:農林水産省
    「平成30年都道府県別の作付面積、10g当たり収録及び出荷量」より

鹿児島での収穫量が全体のおよそ4割を占めていますが、そのほとんどは加工向けです。生食用としては、茨城・千葉の生産量が多いです。作型は春植え秋どりが一般的ですが、マルチとトンネルの組み合わせで6~7月に収穫する(極早掘り)作型のあります。貯蔵技術の発達により、秋頃に収穫してから翌春まで出荷されます。

  • ※出展:農林水産省

★必要経費と反収の目安

項目・条件 金額(円)
収入 単価135円/Kg 収量
2,500kg/10a
337,500
支出 種苗費 142,850
材料費(マルチ等) 24,991
その他(出荷経費等) 31,302
収入ー支出 138,357
  • ※支出には機械・補修償却費を含みません。
  • ※当社調べ

★かんしょの種類と特徴

かんしょ

ヒルガオ科。原産地はメキシコを中心とした熱帯中南米で、日本には1600年頃、中国から沖縄へ、そして九州を経て本州へと渡ってきました。
かんしょは乾燥や高温を好みます。また、吸肥力が強く、土壌の適応性が高いので育てやすい野菜といえます。気を付けないといけないのは、窒素肥料の過剰です。窒素肥料が多すぎると、草ばかりが茂り、いもが太りません。家庭料理だけでなく、お菓子屋お酒の材料としても使われ、栄養も豊富なことから、需要の高い野菜です。

やせ地でも育てやすいので昔から栽培されています!

主食用

一般家庭などで調理され、食べられるものです。苗を植えるときは舟底植えという方法で植えて、形が良いものを作ります。品種は「ベニアズマ」「高系14号」などが有名です。

加工用

お酒やでんぷん粉、お菓子の原料などに使われます。
苗の植え方は斜め植えという方法で行われ、いも数は少なくなるが、肥大が促進されます。皮の白い「コガネセンガン」は焼酎などに加工されています。

耕うん・うね立て

耕深ロータリ【PG1702】(松山(株))なら…

耕深50cmまで可能!
かんしょ体系にピッタリです

マルチ

マルチなしでも栽培できますが、雑草対策と乾燥防止でマルチは有効です。

一般的なうね形状

露地栽培

代表地区:鹿児島県、茨城県

 

マルチ栽培

代表地区:茨城県、鹿児島県

移植
植付方法

斜め植えとは、つる苗を斜めに植え、かんしょの数を制限し、一粒を大きくする栽培方法です。短期での収穫が可能で、加工用栽培に適しています。

舟底植えとは、つる苗を横から見て船の底の形になるように植え、かんしょ同士の干渉が少ない育て方です。形の良いかんしょが得られやすく、青果用向け栽培に適しています。

かん水
活着率(%)
かん水装置有り 99
かん水装置無し 91
  • 資料:鹿児島県農業開発総合センター

植付け同時かん水は高い活着率が期待できます。特に晴天時の移植に有効です。

井関のかんしょ移植機なら植付爪先端から20,23,26cc/株かん水します。

PVH103-70PSDBL、PBL:
かん水装置 オプション

PVH103-70PSDBLM:
かん水装置 標準装備

管理・防除
施肥

無マルチ栽培の場合、窒素・カリをうね間に施し、中耕を兼ねた除草や、除草剤を適期に散布する

追肥・除草

植付から約4ヶ月程度で収穫できる。まず茎葉を刈り、マルチをはがし、イモを掘り起こす。

多施肥で「つるぼけ」に注意!

「つるぼけ」は葉や茎だけが生長する症状です。窒素が多いと発生しやすいため、前作の残りや施肥量に注意します。
かんしょの根は地中深くまで広がるため、深層部からの養分吸収が旺盛となり、多量の肥料は必要としません。

病害虫

病気は特にセンチュウの被害が多く、土壌消毒やセンチュウを減らす植物を前作に植え付ける。害虫は、ハスモンヨトウなどが見られるので、早期発見を心がけ、専用薬剤で防除する。

収穫
収穫

乗用で楽々!「つる切り」作業

軽労化や、面積拡大が行なえます。

KTK100((株)ササキコーポレーション)なら…

トラクタに乗ったまま楽につる切り作業が行なえます。
また、刈り高さ調整は乗ったまま電動レバー(オプション)で行えます。

アシストスーツとは

重量物を持ち運ぶ際に、腰の負担を軽減し、
また、中腰作業をより楽にするような働きをしてくれます

ATOUN MODEL Y【AWN-12】

▲マッスルスーツEvery

出荷・貯蔵
出荷・貯蔵

洗浄・選別の後、出荷する。長期貯蔵する場合は、畑に穴を掘ったり、洗浄せず新聞紙にくるんで断熱性のある箱に詰めるなどすると良い。
最適温度は12~13℃、湿度は80~90%です。

キュアリング処理を行い、保存を延長

温度33~35℃、湿度90~100%で72時間処理を行い、傷口にコルク層を形成させ病原菌の侵入や腐敗を防ぐ。

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