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播種・育苗・移植
セルトレイで育てた苗を全自動野菜移植機で植付けします。
(全自動野菜移植機で使うセルトレイは、農水省認定に基づいて作られたものを使用しましょう。)
クリックすると詳しい商品情報がチェックできます。
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★育苗資材の目安
必要な資材 | トレイ1枚あたりの必要数量 | 必要資材数量 | |||
---|---|---|---|---|---|
6000株 | 7000株 | 8000株 | |||
トレイ128(枚) | 1 | 47 | 55 | 63 | |
トレイ200(枚) | 1 | 30 | 35 | 40 | |
ヰセキ純正育苗箱 (箱) |
128穴 | 1 | 47 | 55 | 63 |
200穴 | 1 | 30 | 35 | 40 | |
コート種子 (規格L)(粒) |
128穴 | 128 | 6,000 | 7,000 | 8,000 |
200穴 | 200 | 6,000 | 7,000 | 8,000 | |
ヰセキセル苗用培土 (使用量) *覆土を含む |
128穴 | 4.2ℓ | 197.4ℓ | 231ℓ | 264.6ℓ |
200穴 | 3.6ℓ | 108ℓ | 126ℓ | 144ℓ | |
ブロック片(枚) | - | 18 | 18 | 18 | |
パイプまたはアングル(本) | - | 6 | 6 | 6 | |
被覆シート(幅2.7m x 3.6m)(枚) | - | 2 | 2 | 2 | |
占有ハウス面積(㎡) | 0.22 | 7 | 8 | 9 | |
消毒薬(ベンレート水和剤の場合)(g) | - | 14 | 16 | 18 |
- ※この表は計算値です。実際にはこの表より1~2割余分に準備してください。
- ※占有ハウス面積には通路分のスペースも含まれています。
ヰセキセル成型トレイ育苗の手引き
うね立て
- ★排水性の向上
- ★日照面積が増え、地温が上がり、生育が促進されます。
- ★作土層が増え、根が伸びやすくなります。
- ★通気性が良くなり、生育が促進されます。
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管理・防除
★乗用管理機について
座りながら防除・管理作業を行うことができるので作
業の軽労化・効率アップにつながります。
キャビン仕様もあるので薬剤の被爆を防ぐことができます。
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収穫・調製
重量物を持ち運ぶ際に、腰の負担を軽減し、
また、中腰作業をより楽にするような働きをしてくれます。
ポイント
★機械化の省力効果 10a当たりの機械作業時間
体系 | ご提案機械 | 作業時間(hr) | 慣行機械 | 作業時間(hr) |
---|---|---|---|---|
土作り | トラクタ(ロータリ、施肥、うね立て) | 2.0 | ← | 2.0 |
移植 | 乗用2条移植機 (PVHR2-120EL2G 2人) |
2.4 | 手植え(2人) | 7.5 |
管理(防除) | 乗用管理機(10m) | 0.6 | セット動噴(歩行) | 1.3 |
管理(中耕培土) | JKB+ロータリカルチ(2連) | 0.8 | 歩行管理機 | 1.6 |
収穫+脱莢 | 引抜機+脱莢機 | 6.0 | 引抜機+脱莢機 | 6.0 |
- ※当社調べ
ご提案機械の使用でより時間短縮!
★年間出荷量ベスト10
都道府県 | 収穫量(t) |
---|---|
群馬県 | 6,230 |
千葉県 | 6,120 |
山形県 | 6,020 |
埼玉県 | 5,720 |
北海道 | 5,660 |
秋田県 | 5,580 |
新潟県 | 4,870 |
神奈川県 | 2,830 |
兵庫県 | 1,690 |
岐阜県 | 1,350 |
- ※令和元年産野菜生産出荷統計(政府統計の総合窓口)より
えだまめの生産量ランキングにおいて、収穫量が多い産地は、例年、千葉県ですが、令和元年産のランキングでは、1位が群馬県、2位が千葉県、3位が山形県となっています。
品種は、黒大豆えだまめや枝付きえだまめ、紫ずきんえだまめなどほかにも多くの種類があります。旬な時期は7月、8月で、寒さに弱く、昼夜の温度差がある環境でよく育つと言われています。
★必要経費と反収の目安
10a当たりの経営収支
項目・条件 | 金額(円) | |
---|---|---|
収入 | 単価638円/kg 収量400kg/10a |
255,000 |
支出(円) | 種苗費:11,400 肥料費:14,070 農薬費:19,835 流通経費:74,234 |
119,539 |
所得 | 所得率:53% | 135,461 |
- ※野菜栽培の手引きより(H28)
★えだまめの特徴
起源地については正確には特定されておらず、日本においては、遺跡からの出土によって、縄文中期から後期にかけて存在が確認されていますが、どのように日本列島にもたらされたのか等、正確にわかっておらず、未だルーツが不明な作物です。えだまめは、大豆の未成熟な豆のことを指し、植物分類上、大豆は豆類でえだまめは野菜類となっています。栽培時期は、暖地で4月上旬から7月中旬、中間地で5月上旬から7月下旬、冷涼地で6月上旬から9月下旬に行いますが、収穫適期は3~5日間と短いため、早めの収穫を心掛けます。全国的に作られている野菜ですが、鮮度が重要なため、地元で消費されることが多いです。
ハンドシーダ、または播種機を使ってトレイに播種します。
種子伝染性病害防止のため、種子はなるべく種子用大豆を購入し、毎年更新しましょう。
病害虫防除と鳥害回避のため、種子消毒剤を必ず用いて種子消毒を行います。代表的な種子消毒剤に は、キヒゲンR2フロアブルとクルーザーMAXXがあります。
キヒゲンR2フロアブル
クルーザーMAXX
同時マルチ移植機 | 慣行法:うね立てマルチ+播種(手作業) |
0.8時間/10a | 12.8時間/10a |
慣行栽培では、マルチ後の播種作業を手作業で行っているため、効率が悪くまた、体への負担が大きくなります。同時マルチ播種機を使用すれば約16倍の 作業効率化と体への負担を大幅に削減できます。
※当社調べ
※機械を選定する際は、体系に合ったものをお選びください。
えだまめ収穫後は圃場にすき込み、自然分解されます。剥ぎ取り作業が不要になったり、廃棄物処理費用も発生しないメリットがあります。ただし、一般的なマルチより高価です。
計画的に作業ができるように必要な箱数や苗数、育苗面積を把握しておくことが大切です。
セル数 | 1箱面積 | 必要箱数 | 苗数 | 育苗箱 |
---|---|---|---|---|
128穴 | 0.18㎡ | 51 | 6528 | 11.02㎡ |
200穴 | 0.18㎡ | 33 | 6600 | 7.13㎡ |
*育苗面積は1箱面積×1.2
浅植えや深植えに注意し、定植後は株元をしっかり押さえましょう。
移植機を使えば、植付後鎮圧輪で株元を押さえることができます。
また、栽培体系(1畦1条なのか?1畦2条なのか?)や、苗形状(苗の大きさなど)に合わせて機械を選択しましょう。
ISEKIの野菜移植機は、次のように分類することができます。
★苗補給の違い
- 半自動タイプ
- 人の手でカップに苗を一つずつ入れていきます。
良い苗を作業者を選びながら入れていくことができます。 - 全自動タイプ
- セルトレイを移植機にセットしたら、自動的に移植機が苗を植え付けていきます。
苗が無くなったら作業者はセルトレイをセットして移植機について歩くのみです。
★歩行型と乗用型の違い
- 歩行型タイプ
- 苗を植えている移植機について歩いていくタイプです。
- 乗用型タイプ
- 移植機に乗車して、座りながら苗の植え付けを行えるタイプです。
JK18(ブーム10m)で防除 | 動噴で防除 |
0.6時間/10a | 1.3時間/10a |
乗用管理機は動墳に比べ約2倍の作業能率があります。また、圃場内を歩かないので、体への負担を低減できます。
体系 |
引抜機+脱莢機(2~4人) |
手作業+手もぎ(2人) |
1日/1人の出荷能力 | 150~200kg | 30~40kg |
処理面積目安(日) | 15a | 2a |
引抜機+脱莢機を使用すれば1日当たりの処理面積が最大15aとなるため規模拡大には有利な機会となります。
収穫は6月~8月が一般的なので、水稲との作業競合が少なく、主穀作経営の複合化品目に適しています。
えだまめ栽培と大豆栽培の違いは収穫時期だけです。そのため大豆栽培をしたことがある方は今までのノウハウが活かせる作物です。
播種、移植から収穫出荷まで機械化体系が確立しているので規模経営拡大が行い易い作物です。
病害虫の発生が少なく、栽培も比較的優しい品目です。また、高温・乾燥に強く土壌の適応性も高いので初心者でも取り組みやすいです。
ISEKIの野菜移植機は、作物の苗を機械が植えてくれるので、作業時間の短縮、疲労の軽減につながります。
栽培体系に合った機械を選択しましょう。
「半自動」と「全自動」、「歩行型」と「乗用型」のちがいについてはこちら