お知らせ

製品情報 2024年12月12日

2025年度上期新商品を発表しました

下記5品目7型式の新商品を発表いたしますので、ご連絡いたします。

  1. トラクタ BF25D-FFGQ02 1型式
  2. トラクタ+ロータリ TM19-K03PS+RBM73P 2型式
  3. 普通型コンバイン HC1170 1型式
  4. アイガモロボ IGAM2 1型式
  5. 農産物保冷庫 FSJ-C、FSV-C 2型式

【ご参考】
(株)NTT e-Drone Technologyとの新規取引開始

肥料散布機ブロードキャスターマップ連動機能対応
(株)ササキコーポレーション CF-D/CFA-Dシリーズ

肥料散布機ブロードキャスターマップ連動施肥対応Mixソーワ
(株)タカキタ MX1601AG/MX1801AG/MX2201AG


ヰセキトラクタ BF25D-FFGQ02

当社はこのたび、中型トラクタBF25に高車速狭幅仕様を新たに追加し、発売いたします。

1.商品化のねらい

当社は2023 年に中型トラクタをフルモデルチェンジし、「BFシリーズ」を発売いたしました。
今回、BF25(25 馬力)に野菜の管理作業の作業性を向上させた高車速狭幅仕様を追加いたします。
野菜の管理作業体系ではトラクタでうねをまたいだ作業が多く、このような作業にはうね幅に対応した狭い幅のトレッド(左右のタイヤ接地面の中心間の距離)のトラクタが必要です。
また、離れたほ場間の移動時間の短縮を望む声も強いため、今回、このような要望に応える形で移動速度の速い狭いうね幅に対応したトラクタを商品化いたしました。

2.発売型式
「BFREX」 BF25D-FFGQ02[25馬力]

3.主な特長
1)選べるトレッド
 前後輪ともにトレッドが960mmに調節できます。また、オプションで後輪に片側25mmのスペーサーを設定(1,010mmに対応)しており、作物・うねに応じた様々なトレッドが選べます。

スペーサー
かんしょのつる切り作業

2)高車速仕様
 離れたほ場間の移動もストレスなく行える最高速度21km/hの高車速仕様としました。(標準機:13.6km/h)

4.主要諸元
別紙カタログを参照ください。 BF25D-FFGQ02 カタログ

5.発売予定時期
2024年12月

6.希望小売価格(消費税込)
BF25D-FFGQ02 3,558,500円

BF25D-FFGQ02

小径タイヤ狭幅仕様トラクタ&特殊3P対応ロータリ TM197-K03PS+RBM73P

当社はこのたび、小型トラクタに小径タイヤ狭幅仕様「TM197-K03PS」、特殊3P装着対応センタードライブロータリ「RBM73P」を発売いたします。

1.商品化のねらい
昨今のサトウキビ栽培では、茎径が大きく倒伏しにくい多収量品種が栽培されており、土あげ作業を行うために作物の条間に入ることができるトラクタが求められています。また、作業機の付け替えを容易に行うためにも、トラクタ及び作業機の特殊3P仕様も求められています。
今回、このような要望に対応した小径タイヤ狭幅仕様のトラクタと、特殊3P装着に対応したセンタードライブロータリを発売いたします。

2.発売型式
「TMシリーズ」 TM197-K03PS[19馬力]
「ロータリ」 RBM73P[耕幅700mm]

3.主な特長
1)狭幅トレッド
 前輪トレッドを760mm、後輪トレッドを730mmとし、1300mmの条間に対応しています。前輪タイヤは4.50-10、後輪タイヤは7-16の小径サイズとしました。

2)ロータリ
 ロータリははねあげ式のリアカバーを装着し、効率的にサイドに土を飛ばせます。
 また、他の作業機との付け替えが容易な特殊3P装着に対応しました。

4.主要諸元
添付カタログをご参照願います。TM197-K03PS+RBM73P カタログ

5.発売時期
2024年12月

6.希望小売価格(消費税込)
TM197-K03PS 1,862,300円
RBM73P 445,500円

TM197-K03PS+RBM73P

ヰセキ大型汎用コンバイン HC1170シリーズ

当社はこのたび、大型汎用コンバインHC1153のモデルチェンジ機として、作業能率に優れ、大規模経営に対応したHC1170を発売いたします。

1.商品化のねらい
昨今、担い手農家への農地集積、規模拡大が進んでおり、また水稲の作付面積が減少する一方で麦や大豆などの転作作物の作付面積は増加しております。そうした現状から市場では大型の汎用コンバインが求められている背景があります。当社は、好評いただいておりますHC1153をモデルチェンジし、大型汎用コンバインHC1170を発売いたします。作業能率の向上に加え、直進アシスト型式を新たにラインナップし、大規模経営におけるさらなる効率化・省力化の要望にお応えします。

2.発売型式
HC1170シリーズ[117PS]

3.主な特長
1)エンジン
 下記エンジン関連の改良により、あらゆる場面で安定した作業を行えるようになりました。
(1)エンジン出力向上
 エンジン出力が現行機の114.5PSから117PSに向上しました。
(2)冷却ファンリングの採用
 回転時の負荷の小さいリング形状の冷却ファンを採用し、より多くの馬力を作業部に分配できるようになりました。
(3)ダストロータの採用
 ダストロータによりラジエータ、オイルクーラへの塵の付着を低減し、オーバーヒートの発生を防ぎます。
(4)液晶メータへの水温表示
 作業中のエンジン冷却水の温度をすばやく確認することができます。

2)ノークラッチ副変速ボタン
 ノークラッチ副変速ボタンを押すだけで、機械を止めずに作業速度から移動速度への変速が可能になりました。

3)チャフシーブ角調整・唐箕風量調整のダイヤル化
 脱穀部内のチャフシーブ角と唐箕風量の調整をダイヤル式に変更し、運転席に座ったまま調整ができるようになりました。

4)オーガシュータの採用
 オーガシュータの採用により、コンテナへの均一な排出が可能になりました。

5)直進アシスト仕様(Z型)の追加
 直進時のステアリングを自動化する直進アシスト仕様(Z型)を追加しました。刈高さや車速の調節に注力できるため、長時間作業による疲労が軽減されます。また、不慣れなオペレータでも高精度な作業が可能になりました。

4.主要諸元
別紙カタログを参照ください。HC1170 カタログ

5.発売予定時期
2024年10月

6.希望小売価格(消費税込)
HC1170[117PS] 17,710,000円~20,108,000円

HC1170-CLW6S

水田自動抑草ロボット「アイガモロボ」2 IGAM2

当社はスマートオーガニックシステムの構築を目指し、株式会社NEWGREEN とともに自動抑草ロボット「アイガモロボ」の開発と普及に取り組んでまいりました。農研機構と取り組んだ共同研究では、IGAM1を使用したほ場で除草作業の回数が58%削減されることが確認でき、アイガモロボの雑草抑制効果を明らかにしています。
このたび、これまでの取り組みで得た知見や技術を活かし、性能や使い勝手をより向上させたIGAM2アイガモロボ2を発売いたします。

1.商品化のねらい
2021年に策定された「みどりの食料システム戦略」では、耕地面積に占める有機農業の取組み面積を100万ha に拡大することが目標に掲げられています。そのような中、有機水稲栽培においては雑草の対策が最大の課題とされ、作付面積拡大の阻害要因となっています。このような課題の解決に向け全く新しい雑草対策のソリューションとしてアイガモロボを提案してまいりました。今回、さらなる性能の向上、適応ほ場条件の拡大、使い勝手の向上を折り込んだフルモデルチェンジをすることで、環境保全型農業の拡大を牽引していくとともに、アイガモロボの拡販を狙います。

2.機械の概要
1)アイガモロボとは
 アイガモロボは雑草を引き抜き除草するのではなく、雑草の発生や成長を妨げ「抑草」することができる全く新しいメカニズムを用いたロボットです。

2)抑草のメカニズム
 アイガモロボにより水田をにごらせ太陽光を遮ることで雑草の光合成を妨害し、生育を抑制します。また、巻き上げられた土がトロトロ層(やわらかい土の層)を形成し、雑草種子を埋没させることで抑草効果を発揮します。

3.モデルチェンジのポイント
1)推進方法にブラシ機構を新採用
 新採用のブラシが地面を捉えることで航行能力や地形対応力など走破性が向上。ブラシには柔軟性と弾力を備えた素材を採用し、丈夫かつ苗へのストレスを最小限に抑えます。

2)操作方法のシンプル化電源を入れるだけで自動航行を開始。あぜにぶつかることで水田の形状を学習し、網目状にくまなく航行します。IGAM1 では事前のルート設定が必要でしたが不要になりました。

3)軽量化
 新設計によりIGAM1 と比べて64%減の約6kg に大幅な軽量化を実現。持ち運びが容易になりました。

4.発売予定時期
2025年3月

5.希望小売価格(消費税込)
IGAM2 275,000円

IGAM2
アイガモロボの航行の様子

ヰセキ農産物保冷庫 FSJ-C・FSV-Cシリーズ

当社はこのたび、地球環境への影響を低減したノンフロン冷媒を採用した農産物保冷庫「ファームストッカ」FSJ-C・FSV-Cシリーズを新発売いたします。

1.商品化のねらい
保冷庫の冷媒に使用される代替フロンは地球温暖化の原因物質であるため、国際的な規制により段階的な削減が求められています。当社の農産物保冷庫「ファームストッカ」現行機は発売以来10年以上にわたってご愛用いただいておりますが、このたび冷媒を代替フロンから地球温暖化係数(GWP値)の低いノンフロン冷媒に切り替えたFSJ-Cシリーズ、FSV-Cシリーズを新たに投入いたします。

2.発売型式
「ファームストッカー」 玄米専用    FSJ-Cシリーズ
            玄米/野菜兼用 FSV-Cシリーズ

3.主な特長
1)ノンフロン冷媒
 地球環境への影響が小さいノンフロン冷媒R600aを採用しました。フロン排出抑制法の対象外のため廃棄の際は冷媒の空中放出が可能で、同法で義務づけられている3か月ごとの簡易点検も不要です。

2)新操作パネルデザイン
 現行機からパネルデザインを変更し、より高級感のある外観となりました。

4.主要諸元
別紙カタログを参照ください。FSJ-C・FSV-Cシリーズ カタログ

5.発売時期
2024年10月

6.希望小売価格(消費税込)
FSJ-C[7袋用~40袋用] 228,800円~531,300円
FSV-C[7袋用~40袋用] 295,900円~645,700円

FSJ-35C