お知らせ

企業情報 2024年12月24日

アイガモロボの実証が「2024年農業技術10大ニュース」に選定されました

 井関農機株式会社(本社:愛媛県松山市、代表取締役社長:冨安 司郎)が、農研機構、株式会社NEWGREEN、東京農工大学と全国各地で2年間行った自動抑草ロボット「アイガモロボ」の実証が、2024年12月20日発表の「2024年農業技術10大ニュース」に選定されましたので、お知らせいたします。

 2024年農業技術10大ニュースとは、その年に新聞記事となった民間企業、大学、公立試験研究機関及び国立研究開発法人の農林水産研究成果のうち、内容が優れており、社会的関心も高いと考えられる成果10課題を農業技術クラブ(農業関係専門紙・誌など30社が加盟)の加盟会員による投票を得て選定するものです。

 アイガモロボは、泥を巻き上げることで生じた濁りが雑草の光合成を阻害して生育を抑制します。実証試験では、人が機械を使って行う除草の回数は従来の有機栽培と比べ約6割減少すること、雑草による減収が回避されて収量が約1割増加することが確認されています。

アイガモロボ「IGAM1」

農林水産省「2024年農業技術10大ニュース」の選定については、以下をご覧ください。

https://www.affrc.maff.go.jp/docs/press/241220.html

 

 なお、これまでの取り組みで得た知見や技術を活かし、性能や使い勝手をより向上させた新型アイガモロボ2「IGAM2」を2025年3月より発売予定です。

<モデルチェンジのポイント>

・推進方法にブラシ機構を新採用

 新採用のブラシが地面を捉えることで航行能力や地形対応力などの走破性が向上。ブラシには柔軟性と弾力を備えた素材を採用し、丈夫かつ苗へのストレスを最小限に抑える。

・操作方法のシンプル化

 電源を入れるだけで自動蛇行を開始。あぜにぶつかることで水田の形状を学習し、網目状にくまなく蛇行する。事前のルート設定が不要に。

・軽量化

 新設計によりIGAM1と比べ64%減少の約6㎏に大幅な軽量化を実現。持ち運びが容易に。

 商品情報:https://products.iseki.co.jp/kanren/aigamo/

新型アイガモロボ2「IGAM2」

[リリースに関するお問い合わせ] IR・広報室 03-5604-7709