【統計】令和2年農業・食料関連産業の経済計算（概算）を公表

今回、令和2年農業・食料関連産業の経済計算（概算）を公表しましたので概要を紹介します。

この資料は、食料供給に関連する各種産業の経済活動を数量的に把握して、我が国の経済活動における農業及び食料関連産業の位置づけを明らかにするとともに、他産業と比較すること等を目的に作成しています。

1 令和2年における農業・食料関連産業の国内生産額（概算値）は、前年確定値から7.9％減少し109兆53億円となりました。
これは、全経済活動の11.1％を占めています。

２ これを主な部門別にみると次のとおりとなります。
・農林漁業　　12兆3,886億円（全体の11.4％）
・食品製造業　36兆6,307億円（同33.6％）
・関連流通業　34兆8,517億円（同32.0％）
・外食産業　　20兆5,910億円（同18.9％）

３ 主な部門の動向は、次のとおりです。
(1)農林漁業については、野菜や豚が価格上昇により増加したものの、海面漁業が価格低下により減少したこと等から前年確定値に比べ0.7％減少しました。
(2)食品製造業については、清涼飲料、酒類が減少したこと等から前年確定値に比べ2.8％減少しました。
(3)関連流通業については、小売業のマージン額が増加したこと等から前年確定値に比べ0.6％増加しました。
(4)外食産業については、新型コロナウィルス感染症拡大の影響による外食支出の減少等から前年確定値に比べ29.0％減少しました。


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