農福連携の取組を始めてみませんか

＜農福連携とは＞
　
　農福連携とは、障害者等が農業分野で活躍することを通じ、自信や生きがいを持って社会参画を実現していく取組です。
　農福連携に取り組むことで、障害者の皆さんが貴重な戦力になるだけでなく、誰もが作業しやすい環境を整えることで作業の効率化が進み、農業経営の改善といったメリットをもたらします。


＜農福連携へのアプローチ＞
　
　農業者が農福連携に取り組む方法は、大きく分けて、
（１）障害者を直接雇用する方法
（２）障害者施設に農作業を請け負ってもらう方法
の２つあります。

（１）の場合、農業者は、障害者への作業指示や労務管理などを全て自らの責任で行うことになります。

（２）の場合、農業者は、障害者施設と作業日程・内容を調整し、事業所の職業指導員が障害者の能力把握や作業指示、サポートを行うことになります。

（２）の方法は、農業者に十分な福祉的な知識が無くても取り組みやすいため、農林水産省では、初めて農福連携に取り組む農業者の方には、（２）の方法をお勧めします。


＜マニュアルと事例集の紹介＞

　農林水産省は、初めて農福連携に取り組む方に向けて、「農福連携スタートアップマニュアル」を公開しています。
　農業者が障害者を受け入れる際の助成制度や留意事項、障害者施設と締結する契約書のフォーマット、請負報酬の設定方法などを詳細に記載しています。
　併せて、農福連携事例集では、農業経営に良い効果があった具体的な事例をご紹介していますので、ぜひご覧ください。