【農業保険】収入保険に加入して良かった！～保険金を受け取った方の声をご紹介～（京都府 福山さん）

●「収入保険に興味はあるけど、実際どうなの？」という方へ

　今回は、新型コロナウイルスの影響で観光農園の来園者数が減少し、経営危機を迎えたものの、収入保険でこれを乗り越えられた、京都府福知山市　福山ファーム代表の福山 壽さんの声を紹介します！

　福山さんは、補償範囲の広さや年々拡大していた経営規模を基準収入に反映できる仕組みに魅力を感じ、収入保険に加入されたそうです。

　福山ファームでは、例年、いちご狩りに1日あたり50〜60人ほどが来園されていましたが、新型コロナウイルスの影響で来園者がゼロとなってしまったそうです。
　イチゴは直売所での販売に切り替えたそうですが、それでも収入減となる見込みであったため、収入保険の特長の一つである無利子のつなぎ融資を受けて経営を維持されました。
　また、青色申告後の実績としても収入減となったことから、今年の4月に申請をして、収入保険の補てん金を受け取られました。
　実際につなぎ融資と補てん金を受け取られて、福山さんは「なんとか経営の危機を乗り越えることができました。収入保険は、ハウス農家が待ち望んでいた保険だと思います。」と話されています。

　収入保険は、今回ご紹介した新型コロナウイルスによる収入減少や、自然災害、病虫害、鳥獣害による収量減少、価格低下、病気・けがなど、幅広いリスクを対象に、農業者の方々の経営を支えます！

●これから新たに収入保険への加入を希望される方へ

　10月に入り、今年も残すところあと3か月となりましたが、同時に、個人の方の収入保険の加入申請の受付期限も迫ってきております。
　個人の場合、令和４年の加入申請は本年１２月末までに行うことが必要ですが、年末は窓口が特に混み合い、申請に時間がかかることが予想されますので、10月中に加入申請の手続きを済ませてしまうのがおすすめです。
　法人の場合は、事業年度の１年間が保険期間となり、それぞれの事業年度の開始前に加入申請を行うことが必要ですのでご注意ください。
　　
　また、令和３年8月23日から、農林水産省共通申請サービス（eMAFF）を利用して、ご自宅のパソコンから収入保険の加入申請等を行うことができるようになりました（インターネット申請）。
　インターネット申請を利用することで、ご自身の都合に合わせて申請できるだけでなく、付加保険料が2,200円割引（新規加入時は4,500円割引）となり、大変お得です。
　なお、インターネット申請には、専用のＩＤが必要となりますが、IDの取得は、農業共済組合がサポートいたしますので、収入保険の詳しい内容や加入のご相談などと合わせて、お気軽にご相談ください。