AGRI NEWS [MAFF アプリ連携-農林水産省]

2021年03月22日

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ドローンを活用した水稲(飼料用)の直播栽培により作業時間を削減しました

ドローンを活用した水稲(飼料用)の直播栽培により作業時間を削減しました
 農業用ドローンの普及拡大に向けた取組を推進するために、「農業用ドローンの普及拡大に向けた官民協議会」が設立されました。本協議会では、会員の皆さまから提供いただいた情報等を共有しており、今回はJA新いわてによるドローンを活用した水稲の直販栽培による実証結果をお届けします。

<実証の概要>
 JA新いわてとJA全農が連携して取り組んだ、農家の手取り20%アップを目指す「農家手取り最大化プロジェクト」のモデルとなった経営体では、水稲栽培でのさらなる省力化や飼料用米の安定生産が課題としてあげられており、今後の規模拡大に対応するために、ドローンによる直播作業を組み合わせながら作業分散を図る計画を企画しました。
 本経営体はJA全農いわてと連携し、ドローンによる水稲直播(鉄コーティング散播)の実証試験を令和2年5月に岩手県内で初めて実施しました。 

<取組の結果>
 通常移植の春作業(播種+育苗)でかかった4.05時間/10aと比較すると、鉄コーティング散播(コーティング+播種)では0.82時間/10aとなり、80%の作業時間の削減効果が見られ、飼料用米「たわわっこ」の品種特性に対応して播種量を増量した結果、1平方メートルあたりの苗立ち本数は163本となりました。
JA新いわてでは、地域内での実証結果の横展開を図るために、実証結果をJA広報誌等に掲載して発信しております。

情報元: 農林水産省

この記事は、農林水産省政策情報API を利用して取得した情報をもとに作成していますが
サービスの内容は農林水産省によって保証されたものではありません。

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