AGRI NEWS [MAFF アプリ連携-農林水産省]

2021年01月30日

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【GAPガイドライン解説】計画の実践と改善でより良い農場へ!

【GAPガイドライン解説】計画の実践と改善でより良い農場へ!
令和2年12月に公表された「国際水準GAPガイドライン(試行版)」について、取組内容を紹介します。
今回は、農業生産工程管理の全般に係る項目についての紹介です。

◆農場管理体制の確立と見直し ~計画の実践と改善でより良い農場へ!~
農場を持続可能にするためには、本ガイドラインの項目を実践し、農場運営の方針を実現するための組織体制、仕組みやルールづくりを行うことが必要です。

GAPに取り組む農場では、本ガイドラインに準じて、
農場運営の方針の策定 → 組織体制の整備 → 農場のルールづくり → ルールの実践 → 実行の記録 → ルール、記録とその効果の検証 → 組織体制/農場ルールの見直し
のサイクルを繰り返すことで、より良い農場、つまり農場運営の方針に近づくことができます。
このサイクルこそ、組織=農場のマネジメントシステムであり、方針を達成するため計画(Plan)を立て、実践(Do)し、結果を検証(Check)して、次の活用のために改善(Act)する(=PDCAサイクル)活動です。

このような手法は、ISO 9000(品質マネジメントシステム)やISO 22000(食品安全マネジメントシステム)などで取り入れられており、GAPにおいてもこの仕組みが備えられています。
計画(Plan)に相当するのが手順書(農場のルール)であり、手順書に従い作業を実施・記録(Do)し、自己点検・内部監査で記録を検証(Check)した上で、不適合の是正・改善(Act)を図ります。

ガイドラインでは、「農場運営の方針」について以下のように整理しております。

≪ガイドライン項目≫
作物分類:青果物(他の作物分類も共通の取組)
区分:Ⅰ経営体制全体
番号:4
分野:農場経営管理
取組事項:本ガイドラインに沿った農場の管理を実施するため、農場のルールの決定、ルールに基づく運営、実施状況の確認、必要に応じた見直しを実施。

次回は、「農薬の使用計画」についてです。
ガイドラインに関する詳しい内容については、ホームページをご覧ください。

情報元: 農林水産省

この記事は、農林水産省政策情報API を利用して取得した情報をもとに作成していますが
サービスの内容は農林水産省によって保証されたものではありません。

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