AGRI NEWS [MAFF アプリ連携-農林水産省]
2021年01月25日
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【GAPガイドライン解説】良い農場とは?
令和2年12月に公表された「国際水準GAPガイドライン(試行版)」について、取組内容を紹介します。
今回は、農業生産工程管理の全般に係る2項目についての紹介です。
◆農場運営の方針 ~良い農場とは?~
◆農場運営の改善 ~計画と記録がGAPの基本!~
◆農場運営の方針 ~良い農場とは?~
農場を持続可能にするためには、「食品安全」「環境保全」「労働安全」「人権保護」「農場経営管理」の5つの分野から農場を適切に管理することが大切です。
GAPを活用して農場の管理に取り組むと、無駄な投資を回避することができたり、作業効率が向上したり、作業者のモチベーションや意識が向上したりするなど、様々なメリットが得られます。
その結果、取引先との信頼関係が増す、新たな顧客を獲得する、輸出に取り組めるようになるなど、農場の経営も好転します。
ただし、これらはGAPに継続的に取り組むことによって得られる結果でしかありません。
GAPは、「良い農場」にするための「やり方」を示したものであって、それぞれの農場がどのような農場を「良い農場と考えているのか」が重要です。
経営者は、農場の目標を「農場運営の方針」として明らかにし、判断に迷った時の基準、指針として活用します。
どうしてGAPに取り組むのか、どのような農業者になりたいのか、そのために何をするべきかを考え、農場が目指す方針を定め、全従業員に周知しましょう。
ガイドラインでは、「農場運営の方針」について以下のように整理しております。
≪ガイドライン項目≫
作物分類:青果物(他の作物分類も共通の取組)
区分:Ⅰ経営体制全体
番号:3
分野:農場経営管理
取組事項:農場経営に必要な食品安全、環境保全、労働安全、人権保護、農場経営管理の継続的改善に関わる要求事項を明確にし、それに沿った方針を策定するとともに、周知を実施。
◆農場運営の改善 ~計画と記録がGAPの基本!~
農場を安定的に運営するためには、事前に適切な生産計画を立てることが重要です。
生産計画の策定により、計画的な作業者・機械設備・資材等の手配が可能になり、投資も計画できるようになります。収穫量の見込みが立てば、取引先との継続的な取引、契約が可能となり、販売や営業のスケジュールの根拠としても活用できます。
一方、生産計画に沿って作成する農作業の記録を残すことで、問題発生時に後からこれまでの作業が適切だったのか確認する基礎資料となります。また、取引先などから作業内容について問われた際に、自らの行動を証明する資料となります。
さらに、計画と実績を比較することにより、改善点を見出し、次の生産計画の基礎資料として活用することができます。
ガイドラインでは、「農場運営の改善」について以下のように整理しております。
≪ガイドライン項目≫
作物分類:青果物(他の作物分類も共通の取組)
区分:Ⅱ生産体制全体
番号:6
分野:農場経営管理
取組事項:農場経営の方針に基づいた生産計画を策定し、実施した農作業を記録するとともに、実績を計画に対して評価し、必要に応じて次の計画に反映。
次回は、「農場管理体制の確立と見直し」についてです。
ガイドラインに関する詳しい内容については、ホームページをご覧ください。
今回は、農業生産工程管理の全般に係る2項目についての紹介です。
◆農場運営の方針 ~良い農場とは?~
◆農場運営の改善 ~計画と記録がGAPの基本!~
◆農場運営の方針 ~良い農場とは?~
農場を持続可能にするためには、「食品安全」「環境保全」「労働安全」「人権保護」「農場経営管理」の5つの分野から農場を適切に管理することが大切です。
GAPを活用して農場の管理に取り組むと、無駄な投資を回避することができたり、作業効率が向上したり、作業者のモチベーションや意識が向上したりするなど、様々なメリットが得られます。
その結果、取引先との信頼関係が増す、新たな顧客を獲得する、輸出に取り組めるようになるなど、農場の経営も好転します。
ただし、これらはGAPに継続的に取り組むことによって得られる結果でしかありません。
GAPは、「良い農場」にするための「やり方」を示したものであって、それぞれの農場がどのような農場を「良い農場と考えているのか」が重要です。
経営者は、農場の目標を「農場運営の方針」として明らかにし、判断に迷った時の基準、指針として活用します。
どうしてGAPに取り組むのか、どのような農業者になりたいのか、そのために何をするべきかを考え、農場が目指す方針を定め、全従業員に周知しましょう。
ガイドラインでは、「農場運営の方針」について以下のように整理しております。
≪ガイドライン項目≫
作物分類:青果物(他の作物分類も共通の取組)
区分:Ⅰ経営体制全体
番号:3
分野:農場経営管理
取組事項:農場経営に必要な食品安全、環境保全、労働安全、人権保護、農場経営管理の継続的改善に関わる要求事項を明確にし、それに沿った方針を策定するとともに、周知を実施。
◆農場運営の改善 ~計画と記録がGAPの基本!~
農場を安定的に運営するためには、事前に適切な生産計画を立てることが重要です。
生産計画の策定により、計画的な作業者・機械設備・資材等の手配が可能になり、投資も計画できるようになります。収穫量の見込みが立てば、取引先との継続的な取引、契約が可能となり、販売や営業のスケジュールの根拠としても活用できます。
一方、生産計画に沿って作成する農作業の記録を残すことで、問題発生時に後からこれまでの作業が適切だったのか確認する基礎資料となります。また、取引先などから作業内容について問われた際に、自らの行動を証明する資料となります。
さらに、計画と実績を比較することにより、改善点を見出し、次の生産計画の基礎資料として活用することができます。
ガイドラインでは、「農場運営の改善」について以下のように整理しております。
≪ガイドライン項目≫
作物分類:青果物(他の作物分類も共通の取組)
区分:Ⅱ生産体制全体
番号:6
分野:農場経営管理
取組事項:農場経営の方針に基づいた生産計画を策定し、実施した農作業を記録するとともに、実績を計画に対して評価し、必要に応じて次の計画に反映。
次回は、「農場管理体制の確立と見直し」についてです。
ガイドラインに関する詳しい内容については、ホームページをご覧ください。
参考記事
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情報元: 農林水産省
この記事は、農林水産省政策情報API を利用して取得した情報をもとに作成していますが
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