台風第10号による暴風や高波などに厳重に警戒しましょう！

○ポイント
・強い台風第10号は、今後発達しながら北西へ進み、27日から28日にかけて九州南部・奄美地方に非常に強い勢力となって接近。九州の南で動きが遅くなって北へ進路を変え、29日以降は次第に進路を北東に変えて西日本へ接近。
・台風第10号の進路予報は、まだ不確実性が大きい。最新の台風情報に留意。
・台風接近前から非常に激しい雨となるところがある。
・暴風や高波、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に厳重に警戒。
・高潮にも注意・警戒。


○暴風・高波・高潮
西日本では九州南部・奄美地方を中心にうねりを伴って次第に波が高くなり、27日には暴風・大しけとなり、猛烈な風が吹いて猛烈なしけとなる所があります。28日以降は東日本でも、暴風や大しけとなるおそれがあります。また、奄美地方では27日から28日にかけて、西日本や東日本では、28日以降は高潮や高潮と重なりあった波浪による浸水害が発生するおそれがあります。

〇大雨
西日本から東日本にかけての太平洋側を中心に、台風周辺や太平洋高気圧の縁を回る暖かく湿った空気が流れ込むため、台風接近前から非常に激しい雨が降り大雨となる所があります。なお、27日以降は台風の動きが遅くなるため、現在の見通しよりさらに総雨量が多くなるおそれがあります。

〇台風の予報
台風第10号の進路予報については、まだ不確実性が大きいため、最新の台風情報に留意してください。

〇警戒事項
九州南部・奄美地方では、一部の住家が倒壊するおそれもある猛烈な風が吹くところがあります。
暴風や高波に厳重に警戒してください。
土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に厳重に警戒してください。
また、高潮にも注意・警戒してください。

〇事前の備え等
暴風が実際に吹き始めてからでは、屋外での行動は命に危険が及びます。
台風が接近する前に、関連情報「豪雨や台風への備え（農水省HP）」を参考に、農業用施設の点検や機械の避難等を行い、事前の備えに万全を期していただくようお願いします。

大雨が収まった後のほ場や施設の見回りも、増水した水路その他の危険な場所には近づかず、転落や滑落しないよう、足下や施設周辺の安全に十分に注意し行いましょう。