[熱中症に要注意!]農作業中の熱中症への注意喚起、予防対策等情報提供の取組

農林水産省では、初夏（５～７月）を熱中症対策研修実施強化期間として位置づけ、暑さが本格化する前から研修の実施や注意喚起による熱中症対策の徹底を図ることとしております。大塚製薬株式会社、全国共済農業協同組合連合会(JA共済連)及びJAグループ和歌山の熱中症対策の予防喚起の取組を紹介いたします。

農業従事者等に対する熱中症防止の一環で、大塚製薬株式会社とJA共済連は、平成30年から「熱中症呼びかけチラシ」を作成し、一層の注意喚起と予防対策の啓発を行っています。
また、大塚製薬株式会社は、令和５年からJAグループ和歌山と連携し、県内各ＪＡでの熱中症防止に向けた取組を進めています。

近年の温暖化の影響により、農作業死亡事故における熱中症による死亡者の割合は増加傾向にあります。令和４年の機械・施設以外の作業に係る事故では「熱中症」が29人（12.2％）と最も多く（令和4年農作業死亡事故調査　農林水産省）、熱中症対策の強化が急務となっています。暑さが本格化する前から熱中症対策に取り組まれるようお願いいたします。

熱中症は適切な対策をすることで防ぐことができます。熱中症を正しく理解し、予防対策に努め、さらに安全を意識した農作業を心がけましょう。

《　夏の農作業で心がけること　》
１． 日中の気温の高い時間帯を外して作業を行いましょう
２． 作業前・作業中の水分と塩分の補給、こまめな休憩をとりましょう
３． 熱中症予防グッズを活用しましょう
４． 単独作業を避けましょう
５． 高温多湿の環境を避けましょう
引用：令和４年農作業中の熱中症対策「夏の農作業で心がけること」