AGRI NEWS [MAFF アプリ連携-農林水産省]
2024年03月21日
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- 丸太, 木材製品(製材・合板等), 木材チップ, 薪・炭
資料「木材輸入実績(グラフ)」を2023年版に更新しました
本資料は、財務省が公表している貿易統計のうち、最新の年別の木材の輸入額及び輸入量をとりまとめたものです。木材全体の輸入額と品目別(丸太、製材、合板、木材チップ、集成材及び木質ペレット)の輸入額・輸入量を国別に集計し、その理由について分析を付記しています。是非ご覧ください。
<世界の木材需給動向>
主要市場の動向として、北米市場は、金利上昇の影響を受け、住宅需要が減速したが、年末にかけて住宅着工戸数が回復基調に。欧州市場では、金利上昇の影響等で建築需要が低迷。中国市場は、2023年末にかけた不動産不況等により景気が停滞。
<我が国の品目別輸入動向>
〇丸太
米国は、前年比23%減の115万㎥。需要停滞や8月末に米松丸太の製材大手が工場火災により操業を停止したことから、輸入量が減少。
カナダは、17%減の58万㎥。カナダ産丸太は主に合板用で、日本国内の合板メーカーの減産により輸入が減少。
〇製材
EUは、前年比36%減の164万㎥。2022年から続いていた過剰在庫の調整、住宅需要の減少、米松製材や国産材への転換、円安の影響などにより、輸入量は大幅に減少。
カナダは、同19%減の76万㎥。SPF製材の産地価格は2020年以前の水準に近づくものの、需要の停滞や国産材への転換の動きなどにより、輸入量が減少。2023年後半には、現地での減産や山火事による出材減などで供給力も減少。
〇合板
インドネシアは、前年比29%減の54万㎥。マレーシアは、同29%減の53万㎥。需要の停滞に加え、円安の影響等により輸入量が大幅に減少。
〇集成材
EUは、前年比39%減の50万㎥。2022年夏から続いていた過剰在庫の調整、住宅需要の減少、米松製材や国産材への転換、円安の影響などにより輸入量は大幅に減少。
〇木質ベレット
FIT制度を背景とした木質バイオマス発電所の新規稼働が相次ぎ、近年需要が急増。
ベトナムは前年比9%増の261万トン。カナダは同16%増の158万トン、米国はは同317%増の126万トン。米国は、米国メーカーと長期契約している木質ペレット発電所の稼働率が上がってきたことなどが影響し輸入が大幅に増加。
<世界の木材需給動向>
主要市場の動向として、北米市場は、金利上昇の影響を受け、住宅需要が減速したが、年末にかけて住宅着工戸数が回復基調に。欧州市場では、金利上昇の影響等で建築需要が低迷。中国市場は、2023年末にかけた不動産不況等により景気が停滞。
<我が国の品目別輸入動向>
〇丸太
米国は、前年比23%減の115万㎥。需要停滞や8月末に米松丸太の製材大手が工場火災により操業を停止したことから、輸入量が減少。
カナダは、17%減の58万㎥。カナダ産丸太は主に合板用で、日本国内の合板メーカーの減産により輸入が減少。
〇製材
EUは、前年比36%減の164万㎥。2022年から続いていた過剰在庫の調整、住宅需要の減少、米松製材や国産材への転換、円安の影響などにより、輸入量は大幅に減少。
カナダは、同19%減の76万㎥。SPF製材の産地価格は2020年以前の水準に近づくものの、需要の停滞や国産材への転換の動きなどにより、輸入量が減少。2023年後半には、現地での減産や山火事による出材減などで供給力も減少。
〇合板
インドネシアは、前年比29%減の54万㎥。マレーシアは、同29%減の53万㎥。需要の停滞に加え、円安の影響等により輸入量が大幅に減少。
〇集成材
EUは、前年比39%減の50万㎥。2022年夏から続いていた過剰在庫の調整、住宅需要の減少、米松製材や国産材への転換、円安の影響などにより輸入量は大幅に減少。
〇木質ベレット
FIT制度を背景とした木質バイオマス発電所の新規稼働が相次ぎ、近年需要が急増。
ベトナムは前年比9%増の261万トン。カナダは同16%増の158万トン、米国はは同317%増の126万トン。米国は、米国メーカーと長期契約している木質ペレット発電所の稼働率が上がってきたことなどが影響し輸入が大幅に増加。
参考記事
- 木材輸入実績(林野庁Web)
- 2023年木材輸入実績(グラフ)(PDF:245KB)
- 2023年木材輸入実績(表)(PDF:325KB)
- 木材貿易の現状(PDF:2,453KB)
- 世界の木材貿易の流れ(丸太・製材・合板)(PDF:699KB)
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情報元: 林野庁
この記事は、農林水産省政策情報API を利用して取得した情報をもとに作成していますが
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