農業産出額及び生産農業所得（令和4年）を公表しました

令和4年農業産出額及び生産農業所得を公表しましたので概要を紹介します。

1. 農業総産出額及び生産農業所得（全国）
令和4年の農業総産出額は、前年に比べ1,631億円増加し、9兆15億円（対前年増減率1.8％増加）となりました。
これは、米や野菜、豚や鶏の価格が上昇したこと等によるものです。

部門別では、米が1兆3,946億円（同1.8％増加）、いも類が2,199億円（同6.7％減少）、野菜が2兆2,298億円（同3.9％増加）、果実が9,232億円（同0.8％増加）、花きが3,493億円（同5.7％増加）、茶が471億円（同4.8％減少）、肉用牛が8,257億円(同0.3％増加)、生乳が7,916億円（同0.7％増加）、豚が6,713億円（同5.6％増加）、鶏卵が5，638億円（同3.1％増加）、ブロイラーが3,940億円（同5.3％増加）となっています。

また、生産農業所得は、前年に比べ2,428億円減少し、3兆1,051億円（同7.3％減少）となりました。
これは、国際的な原料価格の上昇等により、肥料、飼料、光熱動力などの農業生産資材価格が上昇したこと等が影響したものと考えられます。

2. 都道府県別農業産出額
令和4年における上位5道県は以下のとおりです。
　1位　北海道　1兆2,919億円（同1.4％減少）
　2位　鹿児島県　5,114億円（同2.3％増加）
　3位　茨城県　4,409億円（同3.4％増加）
　4位　千葉県　3,676億円（同5.9％増加）
　5位　熊本県　3,512億円（同1.0％増加）

この統計は、農産物の産出額及び農業が生み出した付加価値額である生産農業所得を推計し、農業生産の実態を金額で評価して、農政の企画やその実行のフォローアップのための資料を提供することを目的としています。
順位等に関する情報など、さらに詳しい内容は、以下「参考ＵＲＬ」からご覧ください。