森林環境譲与税を活用した自治体の取組の紹介 Vol.9 長崎県

　森林環境譲与税を活用した取組事例について、定期的に紹介しています。
　第9回目は、長崎県の取組です。長崎県では、森林・林業を支える担い手を育成するため、林業現場における安全指導研修や林業就業者の定着率向上に向けた研修を実施しています。
　令和4年度は、現場指導者のスキルアップを図るため、林業事業体等を対象に、「作業道作設」や「組織経営を担う人材育成」等の研修を9回実施し、延べ105名が参加しました。
　また、より効果的な研修とするための経営者・指導者・技術者ごとの育成プログラムも策定し、今年度から活用しています。
　さらに、林業技術と安全意識の向上を目的としたチェーンソー競技会「ながさき版伐木チャンピオンシップ」も開催しており、令和4年度は9林業事業体から22名、令和5年度は11林業事業体から19名の方が参加しました。研修や競技会等を通じて、林業技術者同士の交流や林業のイメージアップにもつながっています。