森林環境譲与税を活用した自治体の取組の紹介 Vol.8 佐賀県

　森林環境譲与税を活用した取組事例について、定期的に紹介しています。
　第8回目は、佐賀県の取組です。佐賀県では、県内の林業の担い手が年々減少しており、今後、県内の森林を持続的に守り育てていくために、林業の担い手の確保・育成が急務となっています。
このため、令和4年度から「さが林業アカデミー」を開講し、知識や技術力を備えた人材を育成しています。
　初年度である令和4年度は、東京都と佐賀県の2会場で林業就業セミナーを開催(26名参加)したほか、林業体験会(16名参加)や林業講習会(6名受講)を実施しました。県では、講習会期間中に林業就業マッチング相談会を開催するなど、就業に向けた支援も行った結果、講習会を受講した6名全員が県内の林業事業体等へ就職しました。
　受講生からは、「短期間で、各種資格の取得や実践的な研修ができた」、「ネット情報だけでは分からない、林業の具体的な職場環境や同僚の雰囲気を知ることができた」など高い評価の声が上がっており、森林・林業の未来に向けて県内各地の現場での活躍が期待されます。(P.13)