【全国】主要な病害虫の今後１か月の発生予報(ハスモンヨトウ他）

【令和５年度病害虫発生予報第９号を発表しました】
◎向こう１か月の主要な病害虫の発生予報です。

◇気象庁の向こう１か月の予報（11月９日付け）では、気温は北日本、東日本及び西日本でほぼ平年並み、沖縄・奄美で平年並か高いと予想されています。降水量は、北日本日本海側及び東日本日本海側で多い、北日本太平洋側、西日本日本海側及び沖縄・奄美でほぼ平年並、東日本太平洋側及び西日本太平洋側で平年並か少ないと予想されています。

◇野菜・花きでは、ハスモンヨトウの発生が、南関東、東海、近畿、中国、四国及び九州の一部の地域で多くなると予想されています。

◇果樹や茶では、翌年の病害虫防除を効率的かつ効果的に実施するため、病害虫の越冬量を低下させ、翌春の発生を抑制することが重要です。せん定作業にあわせて、感染落葉やり病部を除去し、すみやかに園内土中に埋設するか、園外に持ち出すなど、適切に処理してください。また、ハダニ類及びカイガラムシ類の害虫の発生が多かった園地では、樹の粗皮削りやマシン油の散布による防除を実施してください。茶のカンザワハダニが多発した園地では、秋整枝後の休眠前（秋冬期）又は休眠明け（早春期）に薬剤散布等の防除を実施してください。

◇この他、オオタバコガ等、病害虫が多くなると予想されている地域があるので、下記のリンクや、最寄りの都道府県病害虫防除所が発表する発生予察情報などを併せて確認してください。