Try for Tomorrow 事前乾燥を組み込んだ水稲の種子温湯消毒技術

　水稲種子の温湯消毒法は減農薬栽培を実現できるというメリットはありますが、高温に弱い種子には適さないことや、ばか苗病には十分な防除効果が得られないなどの課題点があります。
　そこで開発されたのが、事前乾燥を組み込んだ水稲の種子温湯消毒技術です。温湯消毒の前に種子を事前乾燥させることで種子の高温耐性が向上し、通常より5℃高い65℃での温湯消毒が可能になり、発芽能力を維持したまま化学農薬と同等以上の防除効果を発揮します。
　当技術は、減農薬栽培に貢献する技術として「みどりの食料システム戦略」技術カタログにも掲載されています。ぜひご覧ください。