台風第７号による暴風や土砂災害などに厳重に警戒しましょう！

　強い台風第７号は日本の南にあって北上しており、15日（火）に猛烈な風を伴い近畿地方から東海地方にかなり接近し、紀伊半島付近に上陸する見込みです。
　その後、日本海を北上し、17日（木）頃には北日本に接近するおそれがありますので、最新の台風情報に留意してください。

　16日（水）にかけて、西日本や東日本では、雷を伴った猛烈な雨が降る所があり、大雨となります。
　台風の動きは遅く、特に台風がかなり接近する近畿地方や東海地方では、総雨量が平年の８月の月降水量を上回るおそれがあります。
　また、四国・中国・近畿・東海・関東甲信地方では、15日（火）にかけて、線状降水帯が発生して大雨災害の危険度が急激に高まる可能性があります。

　14日（月）から15日（火）にかけて、西日本や東日本では非常に強い風が吹き暴風となります。
　また、15日（火）にかけて、うねりを伴って大しけとなります。特に、14日（月）夜から15日（火）にかけて、近畿地方や東海地方では、台風が接近・上陸するため猛烈な風が吹きます。
　16日（水）以降は、北日本で風が強まり、波が高くなるおそれがあります。

　西日本や東日本では潮位が高くなる所があり、15日（火）から16日（水）にかけて、近畿地方、東海地方や北陸地方では、高潮や高潮と重なりあった波浪による浸水害が発生するおそれがあります。

　西日本や東日本では、暴風、土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫、高潮に厳重に警戒し、高波に警戒してください。
　また、落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。

　岩手県では、14日（月）朝にかけて上空の寒気や暖かく湿った空気の影響で、局地的に24時間降水量が500ミリを超えるなどの大雨となりました。
　引き続き、東北太平洋側では16日（水）にかけて暖かく湿った空気が流入しやすい状況は続き、大雨となるおそれがあります。

　暴風が実際に吹き始めてからでは、屋外での行動は命に危険が及びます。
　台風が接近する前に、関連情報「豪雨や台風への備え（農水省HP）」を参考に、農業用施設の点検や機械の避難等を行い、事前の備えに万全を期していただくようお願いします。

　大雨が収まった後のほ場や施設の見回りも、増水した水路その他の危険な場所には近づかず、転落や滑落しないよう、足下や施設周辺の安全に十分に注意し行いましょう。