ホイール型林業機械の使用実態に関する調査報告書等を公表しました

　国内の人工林資源の充実に伴い、大径化する立木を安全・効率的に伐採・搬出できる作業システムを構築する必要があります。急峻かつ複雑な地形を有する我が国の森林において、生産性及び安全性を向上させるためには、地形条件に応じた高性能林業機械を活用することが期待されます。
　林業における車両系機械について、国内ではクローラ型を中心に導入が進んでいるが、欧州では走行性の高いホイール型林業機械の導入が進んでいます。海外製のホイール型林業機械を導入した事業体では、工程の簡素化が実現し、機械稼働率や生産性が向上したという事例があります。
　本調査では、国内の林業事業体やメーカーへのヒアリングを通じ、ホイール型林業機械の活用状況を調査し、作業システムや導入に必要な条件について整理を行いました。また、ホイール型林業機械の導入が進む欧州について、運用実態と公道走行に係る法令を調査しました。