農業・食料関連産業の経済計算（令和3年・概算）を公表しました

　令和3年農業・食料関連産業の経済計算（概算）を公表しましたので概要を紹介します。

　この資料は、食料供給に関連する各種産業の経済活動を数量的に把握し、我が国の経済活動における農業及び食料関連産業の位置付けを明らかにするとともに、他産業と比較すること等を目的に作成しています。

　令和3年における農業・食料関連産業の国内生産額（概算値）は、前年確定値から0.3％減少し、108兆5,321億円となりました。これは、全経済活動（内閣府「国民経済計算」における経済活動別の産出額の合計）の10.5％を占めています。

これを主な部門別にみると次のとおりとなります。
・農林漁業　12兆3,502億円（全体の11.4％）
・食品製造業　36兆4,884億円（同33.6％）
・関連流通業　35兆4,459億円（同32.7％）
・外食産業　　19兆1,377億円（同17.6％）

主な部門別の動向は次のとおりです。
・農林漁業については、肉用牛及び鶏卵が価格上昇により増加したものの、米及び野菜が価格低下により減少したこと等から前年確定値に比べ0.4％減少。
・食品製造業については、食肉、動植物油脂及びそう菜・すし・弁当が増加したこと等から前年確定値に比べ0.5％増加。
・関連流通業については、小売業のマージン額が増加したこと等から前年確定値に比べ1.7％増加。
・外食産業については、新型コロナウィルス感染症拡大の影響による外食支出の減少等から前年確定値に比べ7.1％減少。

さらに詳しい内容は、以下「参考ＵＲＬ」からご覧ください。