スマート林業実践マニュアル(総集編)を公表しました

　林業は、造林から収穫まで長期間を要し、厳しい自然条件下での人力作業が多いといった特性があり、このことが低い生産性や安全性の一因となっています。
　これを抜本的に改善するため、林野庁では、地理空間情報やICT等を駆使する「スマート林業」の取組を支援しています。
　これまでの5年間にわたり、全国12地域で、「スマート林業」を現場レベルで活用する取組を実践してきました。各地域においては、森林情報の高度化・共有化、原木の生産流通の効率化などのテーマを設定して技術実証を行い、導入効果や活用のノウハウ、取組の発展に向けた課題の整理を進めてきました。
　その成果を全国に普及する「横展開」を図るため、令和2年度よりスマート林業実践マニュアル『準備編』及び『導入編』を発行してきたところですが、このたび『継続編』を加えた総集編として、このマニュアルを作成しました。研修のテキストとするなど是非ご活用ください。