＜自然災害へ備える＞農業版BCP（事業継続計画）の作成者の声をご紹介します！

　皆さん、農業版ＢＣＰ（事業継続計画）は既に作成されましたか？

　「聞いたことはあるけど何なの？役に立つのかな？」と思われている方のために、実際に農業版ＢＣＰを作成された方の声をご紹介します！

　今回お話を伺ったのは、福井県坂井市のICHIGOOJI株式会社代表取締役、池田天瑠さんです。
　池田さんは、北陸農政局福井県拠点から農業版ＢＣＰ（事業継続計画）の紹介を受けたことをきっかけに、災害対策を考える良い機会だと思い作成されたそうです。
　農業版ＢＣＰについて、池田さんは「ハウスを新設する際に、福井県やＪＡと相談しながら発電機や資材を導入しましたが、ＢＣＰの作成を通じて、これまで必要性をあまり感じなかったこれらのものが災害時に不可欠であると実感できました。新規就農者、特に県外から就農した人は、最初は作物をつくることに精一杯で地域の災害情報に鈍感だと思うので、ＢＣＰ作成が良いきっかけになると思います。」と話されています。

　農業版ＢＣＰの作成を機に、ご自身が現在取り組んでいるセーフティーネットを改めて確認するなど、平常時の経営の見直しになるのも作成のメリットです。また、有事に必要なものについてリスト化をしておくなど、調達元をある程度定めておくことで、慌てずに行動を起こせます。すでに備わっている経験を見える化し、災害等に備えておきましょう！

　農林水産省のホームページにチェックリストを用意しています。まずは、皆さんもぜひ一度、チェックしてみてください！