農業産出額及び生産農業所得（令和3年）を公表しました

令和3年農業産出額及び生産農業所得を公表しましたので概要を紹介します。

１．農業総産出額及び生産農業所得（全国）
令和3年の農業総産出額は、前年に比べ986億円減少し、8兆8,384億円（対前年増減率1.1％減少 ）となりました。
これは、畜産の産出額が3.4兆円を超えて過去最高となった一方で、主食用米や野菜等の価格が低下したこと等によるものです。

部門別では、米が1兆3,699億円（同16.6％減少）、いも類が2,358億円（同0.5％減少）、野菜が2兆1,467億円（同4.7％減少）、果実が9,159億円（同4.8％増加）、花きが3,306億円（同7.3％増加）、茶が495億円（同21.0％増加）、肉用牛が8,232億円(同11.5％増加)、生乳が7,861億円（同0.8％増加）、豚が6,360億円（同3.9％減少）、鶏卵が5,470億円（同20.3％増加）、ブロイラーが3,740億円（同3.3％増加）となっています。

また、生産農業所得は、主食用米の価格が低下した一方で、畜産や果実の産出額が増加したこと等により、前年に比べて45億円増加し、3兆3,479億円（同0.1％増加）となりました。

２．都道府県別農業産出額
上位5道県は以下のとおりです。
　1位　北海道
　　　　1兆3,108億円（同3.5％増加）
　2位　鹿児島県
　　　　4,997億円（同4.7％増加）
　3位　茨城県
　　　　4,263億円（同3.5％減少）
　4位　宮崎県
　　　　3,478億円（同3.9％増加）
　5位　熊本県
　　　　3,477億円（同2.1％増加）

この統計は、農産物の産出額及び農業が生み出した付加価値額である生産農業所得を推計し、農業生産の実態を金額で評価して、農政の企画やその実行のフォローアップのための資料を提供することを目的としています。

順位等に関する情報など、さらに詳しい内容は、以下「参考ＵＲＬ」からご覧ください。