「中大規模木造公共建築物事例集」を公表しました！

　建築物への木材利用は 、樹木が吸収した二酸化炭素を建築物に長期間貯蔵できること 、また 、木材は他の資材と比べて材料製造時の二酸化炭素排出量が少ないことから 、2050 年カーボンニュートラルに貢献するとともに 、林業や木材産業を成長産業化させ 、地方創生につながります 。
　このような趣旨を踏まえ、令和3年10月、木材利用促進の対象を公共建築物から建一般に拡大した「脱炭素社会の実現に資する等のための建築物等における木材の利用促進関す法律」（通称「都市（まち）の木造化推進法」）が施行されました 。
　新しい国の基本方針では、公共建築物について、民間建築物を牽引すべく、規模に関係なく 、コストや技術の面で木造化が困難であるものを除き、積極的に木造化を促進することとしています 。
　本事例集は、この新しい基本方針に基づいて公共建築物の木造化をより一層促進するともに、民間建築物での木材利用の促進にもつなげるため、地方公共団体等にご協力いただき、全国の中大規模木造公共建築物の事例を収集し、とりまとめたものです 。
　是非本書をご活用いただき、全国各地域において、中大規模建築物での木材利用が進展することを期待しています。