トップ > 特集 > 新規需要米特集 > 米どころ庄内における飼料用米プロジェクト > 生産者に聞く:飼料用米なら自分でできる!やっぱり農家は米をつくりたいんだ!!![]() ![]() 飼料用米プロジェクトが発足した5年前、生活クラブ生協連合会の河野会長(当時)から、「米を食べさせた豚は生活クラブの組合員が購入するから、ダメモトでやってみろ」と言ってもらえたことで、私たちは安心して取り組むことができました。私たち生産者にとって、消費者から信頼してもらえるかどうかが重要なポイントです。そこで飼料用米には“ふくひびき”“べこあおば”といった主食用とは異なる品種を使って、農協の施設で分別して扱うことにしました。主食用か飼料用かの線引きをきっちりやることが「食」の信頼につながるのです。飼料用米による手取りは、助成金と平田牧場の買入価格を合わせて7.37万円(収量700kg/10a)。従来は大豆中心にやっていましたが、大豆はグループで機械を共同利用しなければなりません。しかし、この地区は独立心の強い人が多いので、自分でやれることは自分でやりたい。飼料用米なら自分でできます。やはり農家は米をつくりたいんですね。この5年で飼料用米の作付面積は一気に拡大しました。目標の収量は1t。ここの田んぼなら粗玄米(くず米を含む)で800kgは楽に穫れるはずです。
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飼料用米は多収量米でなければなりません。“ふくひびき”“べこあおば”よりも多収性の高い品種や、コストダウンの可能な品種があれば、そちらにシフトしていくでしょうね。日本中の試験場は、今まで美味しい品種の開発が中心で、飼料用米の品種開発はまだこれからです。今までは慣行移植と湛水直播でやっていましたが、疎植の採用も検討しています。疎植栽培は、分けつがゆっくりで一本あたりの着粒数が多いので、収量重視の飼料用米には適していると思います。田植作業も楽ですしね。収穫からJA施設に搬入するまでの行程は主食用米と同じです。ただし、飼料用米を作付けした圃場に、翌年、主食用米を作付けするときは、飼料用米の芽が出てこないように、秋のうちに一度代かきをするか、春の代かき後に初期の除草剤を散布するようにしています。「日本の農業のためになるのなら何でもやりましょう」というのが今の心境です。そのためにも従来の発想を変え、疎植や立毛乾燥なども取り入れて、低コスト化を図っていきたいと思います。