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新規需要米特集
> 米どころ庄内における飼料用米プロジェクト
山形県庄内地方は言わずと知れた国内有数の米どころです。この庄内を舞台に、転作田や休耕田でつくった米を養豚飼料にして、食料自給率アップをめざすプロジェクトが進められています。このプロジェクトは、穀物価格の高騰による輸入飼料の逼迫を打開し、良質な飼料を求める養豚業者(平田牧場)、耕作放棄地の拡大に危機感を抱く生産者とJA、そして食の安全・安心を求める消費者(生活クラブ生協)、三者の思惑が合致したことに端を発します。ちなみに遊佐町全体では約10万俵の産直米を、平田牧場では銘柄豚を、それぞれ40年前から生活クラブ生協に出荷している実績があります。「米を食べさせた豚は脂肪があっさりとして美味しい」という評価がプロジェクトを加速させました。米を食べさせると肉質がやわらかくジューシーになり、味・風味も向上することが、試食アンケートの結果わかったのです。遊佐町における初年度の作付面積は7.8 ha。5年目の今年からは酒田市での作付けも始まり、JA庄内みどり管内で336haにまで拡大しました。プロジェクトでは、食料自給率の向上、農地の維持と水田文化の継承、食料安全保障、そして農村の活性化といった意義を掲げています。この意義のもとに生産者とJA、自治体、需要者、消費者が一体となった取り組みがモデルケースとして注目を集めています。ここでは生産者、JA、需要者、それぞれの立場から飼料用米プロジェクトについて考えをお聞きしました。